UQモバイル「くりこしプラン」徹底解説。4G/5G対応のプラン内容。旧スマホプランとの違いは。

くりこしプラン徹底解説

2021年は各携帯会社のプランが大きく変わりそうです。UQモバイルも2021年2月から「くりこしプラン」が始まりました。(旧スマホプランは前日の2021年1月31日で新規申し込み受付を終了)

今回はくりこしプランについて徹底的に詳しく解説します。料金や特徴、スマホプランとの違いなどについても解説してきます。

いつから

UQモバイルのくりこしプランは2021年2月1日から開始しました。

プランの特徴

次にくりこしプランの特徴ですが、主な特徴としては以下のようなものがあります。

  • 通信容量別にS/M/Lの3つのタイプがある
    ※使い切れなかったデータは翌月まで持ち越し可能(しかもデータ消費は持ち越し分から消費される親切仕様)
    ※高速データ通信を上限まで使った場合の速度制限時の通信速度は最大1Mbps(プランM・プランLの場合) または 300kbps(プランSの場合)とやや速い。
  • 専用アプリ経由で高速・節約モードの切り替えができる
    ※節約モード(速度制限時の通信速度にする)を活用すれば、データ消費の節約ができる
  • 国内通話は30秒につき22円の通話料が発生する従量課金型
  • 4G・5G回線にも対応
    ※5G回線は2021年夏にサービス提供開始
  • テザリング料金無料
  • 2年契約の縛りがなく、プラン解約などによる契約解除料が不要
    ※他の携帯会社にMNPする場合はMNP転出料は必要
  • UQ学割以外の割引特典が無い

くりこしプランS/M/Lの高速データ通信容量・速度制限時の通信速度の違い

プラン名基本データ容量速度制限時や節約モード時
の通信速度
くりこしプランS3GB/月最大300kbps
くりこしプランM15GB/月最大1Mbps
くりこしプランL25GB/月最大1Mbps

どのプランでも、データ容量を使い切ってしまった場合には速度制限がかかりますが、通信速度が最大1Mbpsまたは300kbpsと一般的な速度制限時の通信速度である最大128kbpsと比べると、通信速度が少し速めに維持できるのがUQモバイルのくりこしプランの特徴のひとつです。

注意点:2021年4月までのプランM/Lのデータ容量の扱いについて

2021年4月利用分まではくりこしプランMとプランLで通常利用できるデータ容量は5GBずつ少なく、残りの5GBは無料データチャージで補う形になっています。

  • くりこしプランM
    • 2021年4月利用分まで:10GB+無料データチャージ5GB
    • 2021年5月利用分以降:15GB
  • くりこしプランL
    • 2021年4月利用分まで:20GB+無料データチャージ5GB
    • 2021年5月利用分以降:25GB
ahamoやpovoの対抗プランはくりこしプランMに相当

ドコモ・au・ソフトバンクの各社から打ち出している月20GBの新プランに対抗しているUQモバイルのくりこしプランはプランMが相当します。くりこしプランMは月15GBまでと5GB少ないものの、オンライン限定ではなくショップ対応が可能なプランで、余ったデータ容量は翌月までくりこしができるといった強みがあります。通信品質もauのサブブランドでMVNOではないため、混雑する時間帯で通信速度がとても落ちるといったことも起こりづらく安定した通信環境をもっています

余ったデータ容量は翌月まで繰り越し可能

月の容量が使い切れなかった場合に翌月まで持ち越せるデータ繰り越しは、最近のキャリア各社のプランではデータ繰り越し自体ができないプランが増えてきましたが、UQモバイルのくりこしプランはデータ繰り越しが可能です。

よくあるタイプのデータ繰り越しは、基本のデータ容量を最優先に利用し、使い切ったらデータ繰り越し分のデータ消費をするものですが、UQモバイルのデータ繰り越しは、データ繰り越し分からデータ消費をし、繰り越し分を使い切ったら基本のデータ容量を消費する形で、無駄なく与えられたデータ容量が使える親切仕様になっています。

先生

例えば、くりこしプランで1GB余らせて、翌月にデータ繰り越しをした場合、翌月はこの1GBを消化してから基本のデータ容量のデータ消費をする形になります。
(一般的な携帯会社のデータ繰り越しは消費する順番が逆になる。)

節約モードにするとデータ消費しない

UQモバイルの専用アプリ「UQ mobile ポータルアプリ」にある機能で、高速通信(ターボON)と低速通信(ターボOFF)の切り替えが可能で、ターボOFFの節約モード時は速度制限時の通信速度になるもののデータ消費しないため、毎月の限られた基本データ容量の無駄な消費を防ぐことができます。

先生

普段のメール等の利用はターボOFF(節約モード)にしておき、高画質の動画視聴など高速通信をしたい時だけターボONにして利用すれば、かなりのデータ消費を節約することも可能に。
(手動でON/OFFの切り替えの手間はありますが…)

くりこしプランM以上のプランであれば、節約モード中でも最大1Mbpsの通信速度があります。

4G・5Gスマホに対応

くりこしプランは4Gスマホ・5Gスマホの両方に対応しています。ドコモやauの一部の主要なプランは4Gスマホ専用、5Gスマホ専用といった専用プランになっていますが、くりこしプランであれば、そのあたりは気にせず利用することができます。

UQモバイルの対応バンドに対応した機種を利用しよう

4G・5Gスマホの両方に対応しているものの、すべての機種が対応しているわけではありません。UQモバイル(au)のバンドに対応した機種でないと通話や通信そのものが利用できないので注意しましょう。
au系の回線は少し傾向が、ドコモやソフトバンクと比べると使える機種がやや少ない傾向があるので、SIMフリー端末など自身で端末を用意する場合には、対応している機種か確認を必ずしましょう。

契約期間の縛りもなし

くりこしプランは契約期間の縛りがないプランのため、いつ解約や他社へのMNPをしても契約解除料が発生することはありません。

UQ学割以外の割引特典がない

UQモバイルのスマホプランなどでは2回線目以降に月額料金が割引になるUQ家族割がありましたが、くりこしプランは(後でスマホプランとの比較のところで解説しますが)元の基本料金が既に安く、実質的にはUQ家族割の割引が適用された後の料金が基本料金になっているようなものなので、永続・期間限定の割引は、対象者や受付期間が限られているUQ学割以外の割引を受けることができません。

UQ家族割の割引は受けられないが人数カウントはされる

くりこしプランでのUQ家族割による割引は受けられないものの、家族の人数カウントには含めることができるようです。たとえば、1回線目はくりこしプランだとしても2回線目以降のプランがスマホプランなど割引を受けらられるプランであれば、2回線目以降のプランについては普通に割引を受けることができるようです。(2回線目以降のプランにくりこしプランが含まれている場合は、その分だけ割引適用は無くなりますが…)

先生

セット割のギガMAX月割についてもくりこしプランで割引適用が無い旨の記載があるので、割引対象外です。

UQモバイル利用者がくりこしプランにプラン変更の際、各種割引特典が終了する点に注意

現在、UQモバイルでスマホプランをはじめ、おしゃべりプランやぴったりプランなどのプランを利用している人が、くりこしプランにプラン変更する場合には、UQ学割以外の適用中の割引は無くなる点は注意しておきましょう。

  • UQ家族割(人数カウントはされるものの直接的な割引はなくなる)
  • ギガMAX月割
  • マンスリー割
  • スマトク割
  • 長期利用割引
  • 継続利用割引 など

料金

UQモバイルの「くりこしプラン」の料金ですが、基本料金とデータ通信料を合わせたベースとなる月額料金の定価は1,628円~3,828円(税込)です。
※端末をUQモバイルで購入した場合の端末代金は別途必要です。

くりこしプランS/M/Lのベースとなる月額利用料金(税込)
※月数円レベルの
ユニバーサルサービス料は含めていません。

プラン名月額料金
くりこしプランS
(月3GBまで)
1,628円
くりこしプランM
(月15GBまで)
2,728円
くりこしプランL
(月25GBまで)
3,828円
先生

契約初月のみ初期費用にあたるSIMパッケージ料金(3,300円)がかかります。

これは定価なので、別途通話オプション料金で最終的な月額料金は変わりますが、くりこしプランはUQ学割以外の割引要素がないプランなので、月額料金の計算は非常にシンプルで分かりやすいです。

通話タイプは30秒につき22円の従量課金型

UQモバイルのスマホプランの標準の通話タイプは国内通話30秒につき22円の通話料が発生する従量課金タイプのものです。一定時間以上国内通話をかけ放題にしたい場合には、通話オプションを付ける形になります。

通話オプションは3種類あり、標準のものと合わせ4つの通話タイプから選択する形になります。

選べる4つの通話タイプ

通話タイプ内容
(標準の通話タイプ)国内通話30秒につき22円の通話料が発生
※データ増量キャンペーンは利用できない
かけ放題(24時間いつでも)
※月額プラス1,870円
で利用できる通話オプション
国内通話が24時間いつでも通話し放題
かけ放題(10分/回)
月額プラス770円で利用できる通話オプション
1回10分以内の国内通話し放題
※1回10分以上の国内通話は超過時間30秒につき22円の通話料が発生
通話パック(60分/月)
月額プラス550円で利用できる通話オプション
1ヶ月で合計60分までの国内通話がかけ放題
※月60分以降の国内通話は超過時間30秒につき22円の通話料が発生

ただし、通話オプションの無料通話は海外への通話や0570などの有料通話などについては無料通話の対象外になります。

家族間の通話はかけ放題ではない点には注意

au、ドコモなどの3大キャリアの主なプラン(ahamoやpovoなどは除く)では、同じ携帯会社に契約している家族間通話は30秒につき22円の通話料が発生せず、かけ放題になりますが、UQモバイルのプランでは、かけ放題にはならず、家族間通話だとしても通常の通話料が発生します

家族間だけの通話しか使わないと思い、月額基本料金が安い標準の通話タイプを選択し、通話をたくさんしてしまうと、通話した時間に応じて通話料がしっかり発生してしまうので、勘違いをしないように注意しましょう。

大手キャリアからUQモバイルに変えた場合の特に注意すべき点で、ある程度通話する人は何かしらの通話オプションを付けておくことをおすすめします。

適用できる各種キャンペーン

UQモバイルのくりこしプランで利用できる割引特典やキャンペーンはほとんどありませんが、一部利用できるものがあるのでご紹介します。

UQ学割(2021年5月31日まで)

申込期間が2021年5月31日までと限定されていますが、5歳~18歳以下の人とその家族くりこしプランを含む対象プランに契約している状態でUQ学割に申し込むと対象の学生・家族の月額料金が8~12ヶ月間、638円~1,580円の割引が適用されるようになります。

2021年3月利用分からくりこしプランM・Lの割引額が増額

くりこしプランM・LのUQ学割による割引額は元々1,100円引きでしたが、2021年3月以降の利用分については1,580円引きに割引額を増額されています。

2020-2021年版「UQ学割」概要

キャンペーン期間2020年11月20日から2021年5月31日まで
対象者5~18歳以下の人およびその家族
※申込時点の年齢。学生である必要はありません。
適用条件
※すべて満たすこと
学生本人
1:新規契約、機種変更(SIMカードの変更を伴う機種持ち込み含む)、対象プランへのプラン変更お申し込みのいずれか
2:対象のプランへ加入、または加入いただいていること

家族
1:対象のプランへ加入、または加入いただいていること
2:受付期間内に初めて「UQ家族割」をお申込みいただくこと
3:UQ学割の条件を満たす学生回線を含むUQ家族割グループに所属している家族
特典内容・対象プラン8ヶ月間(または12ヶ月間)の月額料金が割引

・「くりこしプランS」の場合:638円引き×8ヶ月間
・「くりこしプランM」の場合:1,100円引き×12ヶ月間(2021年3月以降利用分は1,580円引き)
「くりこしプランL」の場合:1,100円引き×12ヶ月間(2021年3月以降利用分は1,580円引き)
・「スマホプランS」の場合:638円引き×8ヶ月間
・「スマホプランR」の場合:1,100円引き×12ヶ月間

※割引は加入した翌月から8ヶ月間または12ヶ月間適用されます。

↓UQ学割について詳しい内容は
UQモバイル公式:UQ学割

UQ mobile 下取りサービス

UQモバイルでは新規契約・MNP・機種変更のタイミングで新しいスマホを購入する際、現在利用しているスマホ端末を下取りに出すことで、対象機種に応じた還元を受けることも可能です。

対象機種・還元金額はUQモバイルの公式ページ内にあるので、UQモバイル以外の携帯会社を利用していて、その会社の下取り・回収による残金支払い免除(例:ドコモの「スマホおかえしプログラム」)などの選択肢もある場合は、どちらに下取りをさせると得か比較してから、もしUQモバイルの方が還元額が多いようであれば、この下取りサービスを利用するとよいでしょう。

スマホプランとの違い

旧スマホプランと新プランのくりこしプランと何が変わっているのか気になる人もいると思いますので、各プランの違いについてかんたんにまとめてみました。くりこしプランとスマホプランの主な違いは以下のようになっています。

くりこしプランとスマホプランの主な違い

 くりこしプラン
2021年2月1日開始
スマホプラン
2021年1月末で新規申込受付終了
基本料金プランS:1,628円
プランM:2,728円
プランL:3,828円
プランS:2,178円
プランR:3,278円
基本データ容量プランS:3GB/月
プランM:15GB/月
プランL:25GB/月
プランS:3GB/月
プランR:10GB/月
データ増量の有無
なしプランS:+1GB/月
プランR:+2GB/月
※通話オプション加入+auID登録が必要
UQ家族割による割引
割引なし割引あり
※2回線目以降:月額550円引き/回線
ギガMAX月割の適用
(WiMAX2+や固定回線とのセット割)
割引対象外割引対象(月額550円引き)

スマホプランは2プラン体制でしたが、くりこしプランではプランLが増えた3プラン体制に。プランSとプランM(R)は基本的にくりこしプランの方が550円安い価格設定で、代償としてはUQ家族割などの割引適用がなくなるものの、最終的には1回線のみで契約する単身者にも家族割の恩恵を受けられているような価格になるので得になる人は多いのではないでしょうか。

データ容量の面でも、プランSでは特に変化はないものの、プランMは5GBデータ増量になっている点もあり、スマホプランよりくりこしプランの方が得になる人は多そうです。

プランSについては価格面で通信環境に難が出やすいMVNOと十分に勝負できる価格設定(通信環境はUQモバイルの方が優位)になっていて、プランMについては3大キャリアのahamoなどのオンライン限定の新プランやまだ対応エリアの狭い楽天モバイルのRakuten UN-LIMITと対抗できる立ち位置にあるプランになっています。

まとめ

2021年2月に始まったUQモバイルのくりこしプランについて詳しく解説していきました。

くりこしプランはS・M・Lの3つのプランに4G・5Gスマホの両方に対応したプランです。料金面ではかつてのスマホプランと比べ、割引サービスが減るものの月額料金が安くなっているため、特に1回線のみの契約を行いたい人には得になっています。

MVNOにも、3大キャリアのahamoなどのオンライン限定プランなどにもしっかり対抗しているプランになっているので、UQモバイルのくりこしプランは有力な選択肢の一つになりそうです。

↓UQモバイルのくりこしプランについて詳しい内容は
UQモバイル公式:くりこしプラン

いかがでしたでしょうか?
また、次回もお楽しみに!

UQモバイルを利用したくなった人はこちら

UQ mobile

おすすめの関連記事
MNPの手順と得する携帯ショップの選び方ahamo(アハモ)徹底解説楽天アンリミットVI徹底解説